- 河井 直也
K様邸第三者検査②
注文住宅の第三者検査のご依頼を頂いているK様邸ですが
無事に上棟が完了し、構造体が完成したとの連絡を受けましたので
昨日、構造体の検査を行って参りました。
構造体検査では、柱や梁、土台、屋根、筋交い、またそれらを緊結する金物が
設計図書通りに適切に施工されているかをチェックします。
耐震性や耐久性等、建物の基本性能に関わる大変重要な検査です。
現場に到着すると、まずは大工さんや現場監督に挨拶を済ませ、早速検査開始。
作業中の大工さんや現場監督の目線を背中にひしひしと感じながら(笑)
設計図書と実際の施工箇所を照らし合わせて、
建物全体をくまなくチェックします。

重要な部分だけに見落としがないよう緊張感をもって検査を行いますが
現場監督さんや大工さんの立場からも第三者検査は緊張するものかも知れません。
しかし、そんな私を含めた関係者皆さんの緊張感が
より良い建物を完成する為には大変良い意味を持つと信じて検査を続けます。
建物を強くするため外壁の下地に貼る材料の釘ピッチを確認中に
内部から釘が飛び出しているのを発見。

大工さんに伝えると、「あ、そうそう、治そうと思っていたんですよ」と
直ぐに是正して頂けました。
これ自体は大きなトラブルを招くものではありませんが
このように、多くの人間が確認を繰り返し、指摘を行う事で
ミスを早期に解決することができ、
結果的に欠陥住宅などの大きなトラブルを防ぐことが可能になる事こそが
第三者検査の意義だと思います。
今回は特に指摘するような箇所もなく、簡単な是正のみでしたが
ご依頼頂いたお客様のため、建築しておられる会社様のため、
今後も注意深く検査を続けて行きたいと思います。
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